[イベントレポート]九州AWS若手の会に参加してきた

[イベントレポート]九州AWS若手の会に参加してきた

Clock Icon2024.08.22

先日、福岡で同期のおのやん が登壇すると聞いて__九州AWS若手の会__というイベントに参加をしてきました。
今回はそのセッションレポートになります。

https://connpass.com/event/326035/

オープニング・会場説明


オープニングでは、九州AWS若手の会についてのお話でした。

  • 若手でAWSに興味がある人の集まり
  • 知識を共有することで技術力向上
  • 2024 Japan AWS Jr.Championsが発起人
  • 今回が初主催

会場は株式会社Fusicさんのご提供でした。ありがとうございます。

AWSの基本


登壇者: 九州日立システムズ 木屋楓太 さん

タイトル通り、AWSの基本的なサービスについて紹介するセッションでした。
会社はオンプレがメインで最近AWSを始めたということでした。
オンプレの図解とともに簡潔にサービスを説明してくれていたのでとてもわかりやすかったです。

保守品質向上!?CloudWatchからの通知をレベルアップさせてみた


登壇者: NTTデータ九州 小薗貴寛 さん

AWS基盤の保守について、まずは通知からということで、AWSからの通知内容をわかりやすく改善したという内容でした。
CloudWatchで検知した通知をLambdaで整形し、SESでメール通知を行うことで、英語ばかりでぱっと見で分かりづらい通知をわかりやすくしていました。

確かに、私もサポート業務をしていますが、AWSのアカウントがたくさんあるお客様でどこで何が起こっているのか、何をすれば良いのか混乱されているお客様もいらっしゃるように思います。
一般的にはSNSを使うことが多いと思うのですが、英語でわかりづらく情報を見落としてしまうこともあるので、このようにわかりやすく整形するのはとても大事だと思いました。

サービス新規利用終了!? Cloud9の代替選択肢


登壇者: 伊藤忠テクノソリューションズ 近藤隆太 さん

最近話題のCloud9の代替案についての発表でした。

  • ローカル環境のIDEで AWS IDE Toolkitsを使用する

  • CloudShellを使用する

  • SageMaker Studio コードエディタを使用する

  • ローカル環境のVS Code と Remote SHH を組み合わせて使用する

  • code-sever on EC2 を使用する
    など

代替案としてやりたいことに当てはまるのはこの2つ

クラスメソッドの柴田さんがCloudFormationのテンプレートを作ってくれている

https://dev.classmethod.jp/articles/use-code-server-as-temporary-cloud9-alternative/

比較すると、セキュリティや構築の手軽さでSageMaker Studioに軍配が上がるとのことでした。
ただ、コストにおいてはcode-sever on EC2 の方が優れているので用途によって使い分けるのが良さそうです。

Cloud9の話題は社内でもなかなか盛り上がっていたように思います。
正直私はハンズオン学習でしかCloud9 を触ったことがなかったのですが、色々な人が色々な代替案を考えていてすごいなと思いました。せっかく CloudFormation のテンプレも作ってくれているので私も触ってみたいと思います。

CloudFrontの機能、カテゴリ分けすると理解しやすい説


登壇者: クラスメソッド 小野山翔大 さん

同期のおのやんによる発表で、楽しみにしていました。

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CloudFrontについて、どのようなものかは知っているけど仕組みや詳しい理解はしていないという人向けに、自身の学習経験からわかりやすく解説を行ってくれる内容でした。
技術的に正しいかはひとまず置いといて、ビューワーをそと、CloudFrontをそのもの、S3とLoad Balancer をなか とカテゴリ分けすることで概念的・ざっくりとした内容の理解に役に立ったそうです。

技術的に正しいかはひとまず置いといて

私もIT初学者だったので、内容を正確に理解するのはとても難しく、わかりやすく内容を整理するためにこういう風に置き換えるのはよくやっていました。
今回のように図解とともにわかりやすく例えてくれると、最初の理解のハードルが下がって後々詳しく学ぶ際の足がかりになって良いと思いました。

SageMaker Studio で始めるローコード ML


登壇者: Fusic 瓦祐希 さん

SageMaker Studio と JumpStart の紹介のセッションでした。
SageMaker Studio はGUIベースで機械学習の機能を使えるサービスで、既存のモデルを簡単にデプロイできるそうです。
SageMaker JumpStart ではノーコードでモデルのデプロイが可能で、boto3等で簡単に叩けるとのことでした。

機械学習ってなかなかハードルの高いイメージで、SageMakerについても触ったことがなかったのですが、ノーコードでモデルのデプロイができるのは驚きでした。
リリース当初に比べて大分わかりやすくなっているようですね。GUIポチポチなら私にもできるかも...笑

AWSの日本に対する投資計画について触れてみた


登壇者: 九州日立システムズ 中村稜晟 さん

AWSは日本に対して2兆2600億円の投資を行うことが発表されたが、それがどういった内容でどれくらいの規模であるのかを経済的な視点で見た内容のセッションでした。
GoogleやOracleといった他の外資系企業で過去に似たような事例もあったようです。
2024年に日本のトップ企業であるトヨタ自動車が持続的な成長に向けて2兆円超を発表したことから、相当な規模であることが伺えました。
経済学的なROI(投資利益率)から見ると、良くも悪くもない数値みたいでした。

中村さんは、大学では経営学を4年学んでいて、未経験から入社2年目ということで個人的に非常に親近感を覚えました。
AWSについて、経済学的な視点から見ることはあまりなかったのでとても勉強になりました。

最後に


AWS Jr. Champion が福岡にこんなにいるとは驚きでした!
参加者の中にはAWS初学者の人も多く、普段の技術イベントのハードルが高い人と感じている方も参加しやすかったみたいです。
とても素敵な企画だったので、次回があればぜひ登壇者として参加したいです。

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